数年ぶりの関東脱出、大ツーリングで、数日間、名古屋(近郊)に行っていました。

名古屋をしばし堪能して、東京へと戻っていますが、帰りを急がず、愛知県の海岸沿いをのどかに南下しながら静岡県入りし、予想外の雨に打たれながら浜松で1泊。

翌日は、前日の雨とは打って変わって、快晴だったので、このままサッサと帰るのはもったいないと、可能な限り静岡を堪能することに!

特に静岡県の海沿いを攻めてみることにし、浜松から御前崎、そして焼津漁港、静岡市の海辺にある久能山と経由し、清水にある三保の松原の入り口まで、ひたすら太平洋沿いに走って来ました。





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海沿いを走る国道150号から、三保半島方面へと右折、三保松原の大きな看板が目に飛び込んできました。
今日もこんな風に見えたらいいのに・・・と、半ば諦めながら松原へと向かいます。


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ここ三保半島は、清水郊外のほんの小さな岬というか、砂州みたいなところで、市街地、住宅地が続いています。


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そんな、郊外の住宅地という雰囲気の三保半島を少し走ると、三保の松原への表示が見えました。


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表示に沿って進むと、松並木の参道に出ます。


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参道の先端には松原の博物館?みたいな建物と駐車場があり、クルマやバイクを停められるようになっていました。
そこにバイクを停めて、歩いて進みます。


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天女に会える、そんな気がする・・・
天女様に会いたいですぅ~


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松の影が映りこんでしまう・・・
ここに憧れたフランスの舞姫がいたのか!


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羽衣の松、神の道・・・凄い表現でよくわからないけれど、とりあえず羽衣の松に行ってみるか。
(ちなみに、「みほしるべ」は駐車スペースにあった博物館のことみたいです。)


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夕暮れ時の松原の中をのどかに歩きます。


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なんか碑が見える・・・おっ、あれが羽衣の松ですか?


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3代目羽衣の松の看板。
なんか3代目Jソウル・ブラザーズみたいな・・・


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海に向かって一つだけ異方向に延びる、羽衣の松。
天女様の絹がかかっていそう・・・、かかってないかな?


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そして、羽衣の松からちょっと歩いただけで、すぐに浜辺に出ました。
富士山が美しく見えるスポットらしい、羽車神社というのがあります。


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浜辺に出てみます。
富士山は・・・・どうかな。


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・・・とか言いながら、富士山と逆側を最初に見てみる。


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そして、チラッ・・・
う~ん・・・ダメそうですね。


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え? いや・・・、ダメじゃないぞ!!



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ちょっとクリアーではないけれど、富士山の雄姿が!!


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富士山もいいけれど、この三保海岸自体もいいですよ。


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やはり、伊豆半島が見え続けています。


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カシャッ!と・・・


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とまあ、思わぬ富士山に感動し、さらに欲張って、松原を先端方面に歩きます。


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おおー--、いいね!!
欲を言えば、もう少しクリアーに見えたら言うことないんですが、冬の澄んだ空気でないと無理か。


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三保の松原、丁度いい距離で、のんびり散歩が出来る感じです。


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そういえばここは、富士山とともに、世界遺産に登録されているんですよね。


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さて、もうここらで終わりにして、いい加減に東京に帰らないと・・・。


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三保半島を逆走し、清水市街方面へ向かいます。


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先ほど、この三保半島は都市近郊風景だと言いましたが、静岡鉄道のバスが頻発しているようで、結構すれ違います。


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清水の中心市街地が近づくにつれ、埠頭の工業地帯風景になってきました。


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大きな倉庫や何かの工業プラントが目につく。


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右手には清水港がチラ見え。
そういえばこの清水の港湾を走って三保に向かう、国鉄清水港線という路線がかつてあった気がします。


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清水市街を流れる巴川を渡ります。


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清水港フェリー乗り場・・・、西伊豆あたりに行くフェリーかな?


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前方には、さった峠の山々が立ちはだかっています。


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国道1号バイパスに出たので、これに乗って東京へ向かいます。
でもどこかで東名高速に入らないと、東京着深夜0時とかになりそう・・・。


とまあ、この国道1号バイパスを一気に快走し、あっという間に由比付近に差し掛かると、前方に富士山がグンと近づいて見えました。
それを見て急に、往生際悪くハタっ!とひらめきます。

そうだ、4年前のどんより曇り空の「さった峠」のリベンジだ!!


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というわけで、それらしいポイントで国道から細道へ左折、ドンピシャで迷うことなく「さった峠」の入り口に。
こういう時、高規格バイパスとはいえ、下道の国道は思い付きですぐ曲がれたりするから便利です。


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ちょっと時間が押してしまいましたが、さった峠の坂を登ってゆきます。


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高速やバイパスが海辺スレスレに走る様子が見下ろせるポイントに。
ここでバイクごとジャンプしたら、実際は死が待つばかりでしょうが、空も飛べるはず・・・なんて気になってしまいます。


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そして、東海道有数で、浮世絵にも書かれた名勝、4年ぶりの「さった峠」に!!
あれ?4年前の東海道の旅の時は、この石柱に全く気付かなかったぞ・・・。


そんなわけで・・・



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チラっ!!


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おお~!!


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いいですね~。
でも、少し手前すぎたかな・・・。


とまあ、しつこいですが4年ぶりの「さった峠」。
当たり前ですが、何も変わっていませんでした。

一方のわたくしは、このわずか4年の間に、いろいろありました。
あの頃は家族で住み、まだ子供も学生でしたが、今は母との二人暮らし。
そして目の病気もして、昨年は体を壊して2か月仕事を休んだりしました。

そんな、いろいろ、いいことも悪いこともありましたが、それでも、わたしを思って元気づけてくれる人がいて、おまけにこうしてまた、ここを再訪問出来たことは、やはり幸せだなと痛感します。

と言うわけで、見事?に4年ぶりの「さった峠」リベンジ再訪問を終えて、再び国道1号バイパスに戻り、ひたすら東へ。
この後、富士川の橋を渡ったんですが、そこから眺めた夕暮れの富士山があまりにキレイで、さった峠よりも感動してしまいました。


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あまりに絶景だったので、この先の道の駅にバイクを停めて、はるばる歩いて新富士川橋へと戻ってきました。


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国道1号バイパス、新富士川橋からの富士山です。


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おおー凄い迫力!
やはり海に近い静岡県側から見る富士山は、ドーンとダイナミックでいいですね。


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圧倒感ある富士山に感動し、また歩いて橋から戻ります。
素晴しすぎてなかなか帰れないよ・・・。


動画を撮影してみました↓




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そして、富士インターから東名高速に乗ろうと、表示通り曲がったら、富士市の夕方の大渋滞にハマる。
でも、終始前方に見える富士山が美しくて、飽きなかった。
以前、富士山は静岡から見るのがいいか、山梨からがいいか・・・なんて話を見たけれど、静岡の富士はより迫力があるというのは間違いない。


そして、この後、ようやく東名高速に入って爆走!



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なんと富士市に18時くらいにいたのに、20時半くらいには都内にいました。
今までの高速に乗れないバイクだと、やれ伊勢原渋滞だ、厚木・大和渋滞だ・・・で、都内に入る頃には23時も過ぎていてもうヘロヘロ・・・なのが定番でしたが、なんだか気付けば都内にいた感じで、まだ名古屋の延長線上の気分しかせず、狐につままれたような思いです。


というわけで、久々すぎた愛知・静岡大ツーリング、以上で完結です。
ありがとうございました!


今回走った地域。